衛生、おかわり、タバコ等


【衛生状態】

海外旅行での屋台の料理でお腹を壊す事もありますので、屋台での料理という事で、衛生状態が良いのかと抵抗がある人がいると思います。そこで屋台での衛生状態はどうなっているのかを書こうと思います。

 

「店舗で営業している飲食店よりは劣ります。しかし日本の基準を守っているので悪くはありません。」

 

嘘を書いても仕方ないのではっきり書きますが、店舗で営業している飲食店より劣ります。それは当然で、天井も壁もある密閉された空間で、大型冷蔵庫や保管庫等を確保出来る場所もあり、移動等をさせる必要がないのが店舗の飲食店ですから、その環境と同等と言うのは無理があります。屋台で最大限の努力をしても店舗の環境には届かないでしょう。

 

しかし、日本の飲食店の衛生管理の感覚を持った経営者たちが、福岡市が作った屋台の衛生管理に関するルールをきちんと守った上で営業しています。そこまで衛生管理に慎重ではない海外であるような、お腹を壊すようなケースは、かなり少ないと思います。(体調に問題があると、どこでも壊す可能性はあるので)


【加熱するルール】

福岡市が作った屋台の衛生管理のルールで、加熱していない料理は提供してはいけないというルールがあります。

 

「福岡の名物でもある、生の明太子や、胡麻サバの刺身等は、屋台では食べられません。」

 

知っている人は多いと思いますが、福岡は日本有数の魚が美味しい街です(野菜も)。日本海側の海が近く、海流も良いので新鮮で良質な魚が取れます。それらの刺身も美味しいですし、明太子を生でご飯に乗せて食べたりするのも大変美味しいですが、屋台では衛生管理のルールで提供が出来ません。

 

福岡に旅行で来て食べ歩くので一番良いのが、店舗の飲食店で刺身等を楽しんで、その後で屋台をはしごして、その後で福岡の楽しい飲み屋さんに行くのが最高ですが、余程のフードファイターじゃないと食べきる事が出来ません。一泊二日で来る福岡旅行の一番もどかしい部分がこれになりますが、衛生管理のルールなので仕方ありません。


【おかわりのグラス】

屋台では保管するスペースが少ないので、あまり大量の食器、グラス等がありません。一度使用した食器は、多くの屋台では普通に水道が使用出来るので綺麗に洗って再度使いますが、人手も少ないので、洗い物が多くなると大変になります。

 

「そこで屋台に慣れている人は、同じ飲み物をおかわりする場合には、飲んでいるグラスを空けて店側に渡して、同じグラスに飲み物を作ってもらいます。(グラスを下さいと言ってくるお店もあります。)」

 

同じ飲み物を同じ人である自分が飲むのだから、毎回洗わないで良いよという考え方になります。ちなみに2人で同時にグラスを渡しても入れ替ったりせずに戻ってきます。私は屋台に行き過ぎた人なので、普通の居酒屋さんに行っても、おかわりの際に思わずグラスを渡してしまいそうになります。職業病ならぬ、屋台常連客病でしょうか?


【タバコ】

飲食店でのタバコのルールが厳しくなってから、タバコが吸える飲食店は少なくなりました。タバコを吸う人が周りに気配りするようになった事は良い事だと思いますが、タバコを吸う人は美味しい料理、飲み物等があると吸いたくなると聞くので、屋台でのタバコのルールを書いておきます。

 

「タバコを吸える屋台が多いです(外なので)。しかし禁煙の屋台もあります。」

 

屋台の外に出て吸う事もしないで良い、自分が座っている席でタバコを吸える屋台が多いです。電子タバコではない普通のタバコも吸えます。店の人に灰皿を借りて吸う事になります。屋台があるのがそもそもが屋外だし、壁が無くて風通しが良い事が理由かなと思います。ただ、ラーメンを食べにくる未成年等もいて、人との距離が近いので、配慮は必要かなと思います。

 

屋台の中に「禁煙」とはっきり書いてある屋台もあります。吸って良いかの確認は、必ずした方が良いと思います。