皿、トイレ、荷物等


【食べ終わった皿】

屋台の弱点として、使用できるテーブルのスペースが少ないという問題があります。屋台の全体の大きさが決まっていて、ある程度の調理スペースを確保してしまうと、ルール上の全体の大きさから、はみ出す事が出来ないのでテーブル部分が狭くなってしまいます。自分の幅、かける、20cmくらいが使える広さなので狭いです。

 

「そのテーブルの狭いスペースを快適に使用する方法が、食べ終わった皿を返す事になります。」

 

屋台では、普通の飲食店のように「お皿を下げますね」と持って行ってくれる事は少ないです。屋台の中からはテーブル上の皿の空き具合が見えないからです。お会計をして帰る際にのみ片付けるので、常に食べ終わった料理の皿が狭いテーブルの一部を占領した状態になります。

 

だから食べ終わったら「お皿返しますね」と店の人に渡すのが良いです。テーブルが広く使えます。店側としても早く回収出来たら、早く皿を洗って再度使えるので、タイミングを見てお皿を返すと良いと思います。


【トイレ】

当然ですが、屋台にはトイレはありません。だから、出来れば屋台に来る前にトイレを済ましてから屋台に行くようにするのがベストです。しかし長時間いれば行きたくなるし、我慢するにも限界があります。

 

「屋台でトイレに行きたくなった場合には、恥ずかしがらずにお店の人に場所を聞きましょう。そして、戻る屋台の情報も覚えておきましょう。」

 

公共のトイレがどこにありますとか、そこのコンビニのトイレに行ってもらって良いです(屋台とコンビニの間で話が通っていて、使用して良い等があるみたいです。)とかを教えてくれます。もちろん街中の屋台だと周辺に多数あったりするので別の場所でも良いですが、便利な場所を教えてくれます。

 

そして、意外に落とし穴となるのが、トイレの場所を聞いて行ったは良いが戻るべき屋台の場所が分からないというケースをよく見かけます。屋台にいる友達に電話して聞いて、やっとの事で戻ってきた人も多いです。トイレに行きたい気持ちが強くて忘れがちですが、戻る屋台も初めて来ていて、名前も覚えていないとなると困るので注意しましょう。


【荷物、お尻のポケット】

「屋台は狭いので、旅行で来た人の大きな荷物を、自分の足元等に置く事が出来るスペースはありません。ホテルにチェックインするか預けて、身軽になってから来た方が良いと思います。」

 

どうしても荷物がある場合には、荷物を置く場所も注意した方が良いです。屋台の周りに安易に置かない方が良いと思います。私は盗難のケースは見たことがありませんが、路上の誰もが通る歩道の上に無用心に置くことになります。安全な日本であるとしても何が起きるか分かりません。

 

もしも、どうしても荷物を持っていて、少し大きな荷物であるならば、お店の人にどこに置けば良いか聞くと良い場合もあります。屋根の上に乗せてくれる事や、人が通らない奥の方に置いてくれる事もあります。置く場所が無い場合には自分の近くに置く事になりますので、十分に注意をしましょう。

 

あと男性に多い、お尻のポケットに財布を入れている場合は注意が必要です。ポケットから落ちると背中の後ろの、屋台の外側になる路上の歩道の上に落ちた状態になりますが、自分は屋台の中にいるので気づけません。また、屋台から財布が入ったお尻だけが出ているように外からは見えるので、直接的な盗難も十分に注意が必要だと思います。


【忘れ物】

屋台に来る人、屋台側も含めて一番困るのは忘れ物です。屋台を出る際には最大限に注意を払いましょう。普通の飲食店とは違う、屋台ならではの理由があるので、忘れ物は特に困るのです。

 

「忘れ物に関しては、屋台に取りに行く事は出来ないもの。警察に届けられているものと思った方が良いと思います。(屋台で忘れたのが確実な場合には)」

 

忘れた当日の、屋台が営業している時間帯であれば取りにいけます。しかし、営業時間が終わると屋台は、屋台があった場所からは無くなってしまいます。また、翌日が屋台の営業日ではなければ、屋台にあった場所に取りに行く事は出来ません。そして、連絡先の電話番号を普通の飲食店のように公開していないので、電話で連絡を取る事も出来ません。普通の飲食店で忘れた以上の困難が立ちふさがるのです。

 

屋台としても毎日何も無い場所に屋台を出すために、大量の荷物を持って移動しますので、忘れ物を持ち運ぶ事は出来無いし、置いておくスペースもありません。警察に届けるくらいしか出来る事は無いのです。屋台に忘れ物を管理しておいてもらって、後で受け取るという事は出来ないと思った方が良いと思います。忘れ物には十分に注意しましょう。