営業日、時間、場所等


【営業日】

屋台の営業日は、事前に休みが決まっている屋台と、決まっていない屋台があります。インスタグラム等で、事前に休みの予定を発表したり、当日に開けるかどうかを発表している場合もあるので、それを参考にすると良いと思います。


「大まかに言うと、週末等の飲みに行きやすい日には多くの屋台が開いている、平日にも開いているが、休んでいる屋台もあるので開いている数は週末等より少ない、という感じになります。」


ただ、天候に左右される部分があります。屋台は風が天敵なので強風である場合には、休む屋台がほとんどだと思います。雨の場合には、お客さんが少ない可能性が高いので、休む屋台が普段より多くなると思います。


【営業時間】

屋台には、17時から翌日の4時までの間で設営、営業、片付けをしないといけないというルールがあります。


17時から、屋台の搬入、食材や荷物の搬入、屋台の組み立て、食器や調理器具の準備、食材の準備(ラーメンスープを温める)等を行います。屋台の人数等によって前後しますが、この作業が終わる「18時半前後くらいが開始時間になる屋台が多い → 最近は19時くらいが多い」と思います。


「終了時間は12時(0時)前後」の時点で、お客さんが多ければ営業を続けるが、少なければ営業を終えて片付けを始めるという事になります。しかし、4時までには片付けを終えないといけない事、準備した食材が無くなってしまう事もあり、そんなに遅い時間帯までの営業は出来ません。


【場所、設備】

屋台を開く事が出来る場所は、各屋台毎に決まっています。毎回同じ場所に同じ屋台がオープンします。


屋台を開く場所の多くには、上の写真の設備があります。奥の白いのが水道、茶色い箱が電気、下のマンホールが下水道です。屋台の人は専用のカギを持っているので、それでカギを開けて使用します。ガスだけはガスのタンクを持って来ますが、それ以外は現地に揃っています。


「路上で営業を行う屋台ですが、福岡市の頑張りもあって、路上で飲み食いしているとは思えない程の環境を作り出せる設備が用意されています。(一部、設備の工事等が出来ない場所もあります。)」


【組み立ての見学方法】

屋台はどのように組み立てて、どのように片付けるのか興味がある人もいると思います。そういう人のために見学する方法を書いておきます。


屋台の準備を開始できるのは17時からで、その1分前でも準備は出来ないルールになっています。このようなルールなので、まず17時少し前に、夜には屋台がある場所へ行き、屋台も何もない歩道を見て、「ここに屋台が出来るんだ」と想像を膨らませます。


「17時から搬入等が始まるので、邪魔にならないように見学をします。」準備完了まで1時間半程度かかるので、良いタイミングで見るのを止めて、少し時間を潰してから見学した屋台に行って、完成した様子を楽しみましょう。


片付けは深夜1時、2時等になる場合があるので、なかなか見られる機会は少ないと思います。


【西鉄バス】

路上にある屋台は、歩道の車道に近い場所にも多くあります。ビュンビュンと通り過ぎる車を見るのも屋台の醍醐味の一つです。


屋台のすぐ近くを福岡名物の大量の西鉄バスも通り過ぎます。タイミングによっては屋台のすぐ横にバスが止まる事もあります。屋台で楽しくしている時に、バスの乗客と目が合う事もあります。


疲れたサラリーマンの帰り道という感じの人と目が合った時には、路上で飲み食いしててすみません、という感じで私は頭を下げます。逆の立場であれば、きっと羨ましいと思うので申し訳なくて。


「もしもバスに乗っていて、屋台で楽しそうにしている人達を見たら、来られるなら屋台に来る方が楽しいと思います。今バスに乗っているあなた、思い切ってバスを降りてみませんか?」